ご挨拶

当クリニックを開設してから、はや10年余になりました。地域医療機関の皆様のご支援、ご協力、スタッフの頑張りによって大きなトラブルも無く、ここまでやって来られたことを心から感謝しております。これを機にホームページもリニューアルしました。

世の中は、新型コロナ感染拡大の真っ只中にあり、これからどのような未来が待ち受けているのか不安が募るばかりです。しかし、サピエンス全史の歴史学者ユバル・ノア・ハラリは、「疫病」「戦争」「飢饉」が長い人類史において最重要課題であったが、しかし、現代の人類は科学の飛躍的な発展によってもはやそのどれをも克服したと述べています。人類は感染症との戦いを太古の昔から強いられ、あっという間に数百万、数千万人規模の夥しい人たちが尊い命を失ってきました。渦中の新型コロナ感染症は、世界的大流行とはいえ、過去に比べれば今はまだ些細なもののように見えます。どちらかというと政策の不手際、失敗、政治的な混乱で感染拡大が治まってないのではと危惧しています。

政策が後手、後手になっています。今回の新型コロナ感染症の最もやっかいな特徴として、無症状で感染が広がっていくことのようです。その無症状者の特定と迅速な隔離がなされていない。PCR検査や抗原検査で大規模かつ機動的に行なえる体制が早期から望まれたのですが、医療体制、人権問題や法的整備の不備などで成し得ていません。また、感染対策の面でも手ぬるいところがあります。「手はすぐ汚れるもの」という観点です。手を洗ったからといって安心せず、屋外は勿論のこと、家庭内でも「目口鼻の粘膜を手で絶対に触わらない」ことをもっと周知徹底すべきです。現在、緊急事態宣言下で経済が大変はダメージを受けています。その経済活動を止めずに感染防止する対策にしても、「徹底したパーティッションの設置」が肝要ではなかったでしょうか。アクリル板などで全飲食店、全ての会社施設、遊戯運動施設、全家庭に無償配布、義務化することが重要です。そこに支援金を潤沢に投入すべきでした。将来の新たな感染症対策のためにも、これらは最も優先すべき課題の一つだと思っています。今回の騒動は、将来、施策の問題として扱われるかもしれません。

私たちは、人工知能(AI)と量子コンピュータを手に入れることによって、人間の曖昧さや不確実性を補って余ある存在となりました。今後は人類の知性の集合体としての能力を更に発展させてくれるものと期待されます。個々人は、無知で誤謬が多く、ひ弱な存在ですが、古今東西の多くの知性が集まり、協力することで「神のごとき」働きや創造力を発揮することがホモサピエンスの特徴のようです。したがって、新型コロナウイルス感染症においても、私はサイエンスと愛の力が、いずれ多くの困難を克服するものと思っています。

これからも引き続きご支援の程、よろしくお願いいたします。

2021年元旦  理事長 上間 武

院長経歴

【最終学歴】
東北大学医学部 昭和55年 卒業
【医師免許】
昭和55年取得
 【勤務歴】
大阪大学医学部附属病院 神経精神科研修医 勤務 (1980年~1981年)
関西労災病院 神経科医師 勤務 (1981年~1984年)
大阪大学医学部研究生(精神医学教室) (1984年~1985年)
ベルランド総合病院 神経科医師 勤務 (1985年~1990年)
琉球大学医学部附属病院 精神神経科助手 勤務 (1990年~1996年)
      (英国 Hammersmith病院 MRC Cyclotron Unit に留学 1994年~1996年)
 国立精神・神経センター武蔵病院 放射線診療部 勤務 (1996年~2000年)
 大阪大学大学院医学系研究科 精神医学助手・講師 勤務 (2000年~2002年)
 大阪府立急性期・総合医療センター(旧:大阪府立病院) 精神科部長 勤務(2002年~2006年)
 大阪さやま病院 副院長 (2006年~2010年3月まで)
 帝塚山椿館クリニック 院長 (2010年3月~現在に至る)

専門とする疾患など

臨床精神医学
・認知脳機能イメージング
・精神生理学
・神経内科学
統合失調症・気分障害(うつ病、双極性感情障害)・認知症・パニック障害・発達障害・一般内科など

所属学会・認定医

【所属学会】
日本精神神経学会
日本神経学会
日本内科学会
【認定医の資格】
精神保健 指定医(1989年取得)
日本神経学会 認定医(1985年取得)
日本老年精神医学会 専門医(2004年取得)

スタッフのご紹介

医師1人、看護師3人、臨床心理士1人、ケースワーカー2人を中心としたクリニック運営を行っています。薬物療法と心理相談、カウンセリングとのうまいコラボレーションを構築したいと思っています。